蝋たたき(ろうたたき)
蝋たたき(ろうたたき)とは 溶かした蝋を刷毛につけて、棒でたたいて蝋を蒔いて防染しまする方法で、細かく不規則な斑点ができ、雪のような白い粒状の模様が特徴。このため、梨地や吹雪のような模様を表現するのに用いられる。
蝋たたき(ろうたたき)とは 溶かした蝋を刷毛につけて、棒でたたいて蝋を蒔いて防染しまする方法で、細かく不規則な斑点ができ、雪のような白い粒状の模様が特徴。このため、梨地や吹雪のような模様を表現するのに用いられる。
臈纈染め(ろうけつぞめ)とは 筆で蝋を塗ることで防染し、模様を施す染色方法で、微妙なかすれやにじみができることが特徴。そのかすれやにじみがつくる落ち着いた雰囲気が臈纈染めの味であると言われる。臈纈(ろうけつ)の「臈」は蝋…
描き疋田(かきびった)とは 描き疋田とは、絞り染めの疋田鹿の子の、粒の部分を手で描き、染めたもの。絞り染めの下絵の模様に沿って、糊で小さな鹿の子の粒を置いていき仕上げる。
濡れ書き(ぬれがき)とは 無線友禅(布面に直接絵を描くように染め模様をつけていく友禅)の染色法の一つ。輪郭をことさらぼかし、柔らかい滲みの効果を生かす染色法。
手蜘蛛(てぐもしぼり)とは 絞りの技法の一種。搾り上げた模様が蜘蛛の巣の形になるので、蜘蛛絞りと呼ばれる。
板締め絞り(いたじめしぼり)とは 絞りの技法の一種。型板や棒板を使って絞る方法。折りたたみ方と板の使い方で、様々な模様に染め出すことができる。
有松絞り・鳴海絞り(ありまつしぼり・なるみしぼり)とは 尾張の有松・鳴海絞と呼ばれ、京絞りに並び称される。布を括るとき、簡単な器具を用いるのが特徴で、三浦絞り、木目絞り、みどり絞り、白影絞り、など数百の種類がある。
桶絞り(おけしぼり)とは 桶絞りとは、模様部分を染め、地色を白く染め残す方法のこと。
鹿の子絞り(かのこしぼり)とは 京絞りの一種。染め上がりの模様が鹿の子の毛模様に似ていることからきている。京鹿の絞りとも呼ばれ、一目絞りや、疋田絞りが代表的。絞りの中で、最も高尚で繊細な感覚のあるものの一つとされる。
疋田絞り(ひったしぼり)とは 一目絞りと並んで京鹿の子絞りの代表的な絞り。疋田の語源は直(ひた)で面の意味を持つ。これは疋田絞りがその細かい粒で模様の面を表現するからである。