matou ができるまで|matou

はじめまして!matou代表の長岡です。
matouにご興味を持っていただき、またこのページをご訪問いただき、誠にありがとうございます!
matouは、設立したばかりの会社です。設立までの経緯をご説明させていただきます。
会社概要

着物大好きな学生時代

私の大叔母は美容師で私は小さい頃から着物大好きっ子として育ちました。最近の美容師さんは変わりましたが、昭和の頃、美容師というのは、髪結いであり、また着付師でもありました。大叔母は、お嫁さんも芸者さんも作る人でした。そんな大叔母に新日本髪を結ってもらって、その頭(結った髪を頭、と呼ぶのです。)を壊さないように、なるたけ長く持たせるようにバスタオルで自作の枕を作って工夫してお正月を過ごすような子供でした。(五日は持ちました!)

大叔母の結った娘島田

大学生になって時間ができると(最近の大学生は忙しいらしいですね、私は、授業サボりまくりでしたが…。)365日、毎日着物を着て過ごしてしまうほど、着物が大好きでした。
箪笥ひと竿の着物でいかに着まわして、オシャレを楽しむかが、本当に楽しくて…。私の学生時代のバイブルは、青木玉さんの『幸田文の箪笥の引き出し』です。

着物が着れない!?日々

ところがです。時が経って会社員として過ごしてみると、なんだか忙しくなって着物を着る余裕がすっかりなくなってしまったんです。というか、着物を着ていないことに気がつくことすらないほど、自然に着なくなってしまっていました。
私はその頃、大手メーカーのデジタルマーケティングを担当するようになっていました。その仕事は、素晴らしく楽しかったのです。そのECは本屋としてスタートしたにも関わらず、気がつくと生活の習慣を変えるような便利さを提供していました。私は、毎週そのお仕事が楽しみでした。
その打ち合わせの最中に、ある日、ふと、気づいたんです。「あれ?着物ってWebで買えないな?」と。

着物産業のWeb活用に疑問

Webで足袋や下着を買いたいなぁと思っても意外と不便だったりします。着物を買いたいな、と思っても心に引っかかるものがあって、手が出ないことがほとんどです。
2007年、スティーブ・ジョブズがiPhoneを発表しました。それから13年経ち、Webは見事にインフラ化、生活に欠かせないものとなりました。それなのに、自分が着物ユーザーとして便利になった、とは全然感じられないのです…。「着物専用のWebサービスが必要なのでは?」という思いつきが私に生まれました。

ビジコンのファイナリストに

そんな時、東京都主催ビジネスプランコンテスト、Tokyo Startup Gateway の広告が目に飛び込んできました。そこで、<この世にあったほうがいいと思えるものを自分で作る方法=起業>について初めて教えてもらうのです。応募総数1308と大きな大会でしたが、偶然と幸運からファイナリストに選出もしてもらいました。

Tokyo Startup Gateway 2017で長岡が発表

もともと起業しようと決心し取り組んでいたのではなかったので、起業に必要な知識を大急ぎで詰め込みました。グロービスの授業を受けたのです。グロービスは日本一のビジネスコミュニティの一つだと思っています。そこで出会った仲間と先生方に今も相談、応援いただいています。

ビジコン中野優勝!

なんとか事業を形にしようと、起業についての勉強、そして資金調達、事業の具体的企画を練り上げました。
さぁ、いよいよ構築を始めるぞ!そんな時、私の地元のビジネスプランコンテスト、ビジコン中野に応募して見ました。結果は、優勝!!!大会の優勝からたくさんのご縁もいただきました。ありがとうございます!がんばります!

チーム紹介

それでは、matouの事業に取り組んでいるチームをご紹介させていただきます。
長岡の以前の職場の仕事仲間と友人で取り組んでいます。
学生時代に着物オタクだった長岡と、以前の職場の上司だったフロントエンドエンジニアの古川、一緒にプロジェクトに取り組んでいたプロジェクト・マネージャーの松長、そしてグロービスで仲良くなったバックオフィスを一気に引き受ける小嶋の合計四人です。
私たちはWebに特化したチームです。
着物産業には、すでに着物について取り組んでいる素晴らしい方々がたくさんいらっしゃいます。新しいモノづくり、イベントや様々な試み。拝見しているとワクワクします。ですが、着物産業の皆さんは、家業やフリーランスの方が多く、一つひとつの事業規模が小規模なのです。
なかなか、ユーザーさんまで届かないということが多いのではないでしょうか?
着物ユーザーとして「こうだったら便利なのに」という視点から事業に取り組み、着物産業に関わる人々をネットワークとしてつなぎ、もっと大きな力を生んでいけるようにサポートするのが、私たちの仕事だと考えています。
逆に言うと、我々は着物について素人ですので、わからない事も多く、アドバイスいただければ、幸いです。
どうぞこれからよろしくお願いいたします!